ダイバーシティを意識した学生支援
取組み事例
2009(平成21)年から性同一性障がいの学生に対して学内での通称名使用を許可するなど、ダイバーシティを意識した視点から支援を行ってきた。2020(令和2)年に「獨協大学人権宣言」を作成、「獨協大学における障がいのある学生支援に関する基本方針」及び「獨協大学におけるLGBTQ学生の支援に関する基本方針」を発表し、その方針に則り、アクセシビリティ・マップの作成や学内書類の性別欄の削除、それぞれに合った就職情報の提供等更に取り組みを広げていることは評価できる。
ここがポイント
- ・2009(平成21)年と早い段階から、性同一性障がいの学生に対して通称名使用を許可するなどの取り組みを行っていた。
- ・「獨協大学人権宣言」や各種方針を作成し、障がいやLGBTQなどの観点から各学生に寄り添った支援に取り組んでいる。
大学からのコメント
本学は2019年12月、「支援を必要とする学生へのサポート体制検討部会」を設立し、障がいのある学生とLGBTQ学生の全学的な支援体制の構築に取り組みました。
2020年8月には「獨協大学人権宣言」が出され、人権の擁護、多様性の尊重とともに、障がいの有無、性的指向・性自認などによる偏見や差別を許さないことを明示しました。また、2021年4月には「獨協大学における障がいのある学生支援に関する基本方針」と「獨協大学におけるLGBTQ学生の支援に関する基本方針」を発表し、これらを大学HP、学生教職員向けポータルサイトに掲載しました。
2021年5月には、「学生支援連絡会」を立ち上げ、障がいのある学生とLGBTQ学生を組織横断的に支援するための体制を整備しました。
障がいのある学生への支援は、「障がいのある学生等の支援ニーズ把握のためのアンケート調査」および当事者学生へのインタビュー調査を実施し、それらの調査から得た情報や要望を取り入れた『障がいのある学生支援ハンドブック』を、学生用、教職員用の2種類製作しました。学生用では、支援を受けるまでの流れ、授業や定期試験、健康診断などの際の支援内容、就職活動のアドバイス、アクセシビティ・マップやバリアフリートイレ設備早見表などを記載しています。学生版ハンドブックについては、大学HPで公開しています。
また、教職員用では、障がいのある学生への理解を深められるように、障がい者支援に関するキーワード、障がいごとの具体的支援例、本学の支援体制、災害時における対応などを記載しています。
LGBTQ学生への支援に関する取り組みについては、ジェンダーやLGBTQについての理解を深めるため、全学部生が受講可能な全学共通授業科目として「現代社会1(ジェンダーとメディア表象)」「ことばと思想2(LGBTと現代思想a, b)」を開講しています。教職課程では、性同一性障がいの学生が介護等体験を行う際は、実習先に事情を伝え、トイレや更衣室の配慮、実習の際に性別を意識せずに行える業務の割り当てについて依頼しています。
また、学生の学内での通称名使用申請を2009年より受け付け、本人の申請に基づき、定期健診時の時間、更衣場所等の配慮も行っています。
キャリア支援では、本学所定の履歴書から性別欄を削除した大学名入り履歴書を、学生向けポータルサイトからダウンロードできるようにしました。さらに、LGBTQに関する就職情報を提供し、キャリアセンター内に専用コーナーを設置しています。