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寮生活を通じた学生支援及び教育

私立 豊田工業大学

基準7:学生支援

寮生活を通じた学生支援及び教育

豊田工業大学
種別 大学評価
年度 2023年度
区分 私立
規模(収容定員) ~4,000人
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取組み事例

以前より「初年次全寮制教育制度」を導入しており、1年次の学生が寮生活を通じて学生同士の積極的な交流を図るとともに、寮生活をサポートするため、上級生から選抜された者が、サポーターとして寮生の学習相談や生活指導を行うほか、アカデミックアドバイザーとの連携のもと、必要に応じて寮生を学内支援につなぐ等のサポートを行っている。また、寮を導入教育の場としても継続して活用するなど、教育の発展にも寄与し、初年次学生の学びを自主的に高めている。くわえて、サポーター学生の主体性の向上にもつながっていることは高く評価できる。

ここがポイント

  • 寮生活をする1年次生、それをサポートする上級生両者の主体的な学びにつながっている。
  • 上級生はアカデミックアドバイザーとも連携しており、1年次生を必要な学内支援に迅速につなぐことができる。
  • 「創造性開発プログラム」内の実習等において、寮を初年次教育の場としても継続的に活用している。

大学からのコメント

豊かな人間性を備えた技術者・研究者の育成を目指す本学では、開学当初から学部1年次の全寮制を導入しています(なお、コロナ禍の影響で2022~2024年度は希望入寮制としています)。寮は教育の場として機能させるべく、多くの工夫を取り入れています。キャンパスに隣接する「久方寮」では、各居室+コモンルーム(共有スペース)を1ユニットとし、原則1年生7人で共同生活を送ります。各ユニットに上級生の「寮生サポーター」1名が配属され、下級生に寮生活全般 についてのサポートを行います。生活に必要な基本知識や守るべきルールの指導のほか、下級生が抱える寮での悩みや困りごと、各ユニットで起こる問題などに適切に対処します。各居室へはコモンルームを経由して向かう構造のため、仲間と顔を合わせる機会が非常に多く、自然と会話が弾みます。炊事・掃除などの家事を協力して行ったり、授業の疑問点などを教え合ったりする中で、自立心や協調性、コミュニケーション能力が養われます。入学直後から親しい友人ができ、充実した学生生活が送れることも、寮生活の大きなメリットです。また「寮生サポーター」以外にも初めての寮生活をする学生をサポートする「学習サポーター」「上級生委員サポーター」とよばれる上級生もいます。「学習サポーター」はユニット毎に担当があり、下級生の学修・研究に関する相談に応じます。また、定期的に学習会なども開催しています。「上級生委員サポーター」はユニット幹事会、防災・交流委員会、環境委員会、レクリエーション委員会のいずれかのサポーターとなり、寮の運営全般を支えます。加えて、各ユニットにはアカデミックアドバイザーと呼ばれる教員が選任され、履修上のアドバイスのほか、進学・就職や学生生活上の問題点まで、幅広く相談に応じます。

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